執筆: 家づくりナビ編集部
編集・確認: 株式会社ローカルマーケティングパートナーズ (最終確認: )
地価上昇率ランキング2025|住宅地の全国TOP10と土地選びの読み方
2025年の地価上昇率ランキングでは、住宅地の標準地で富良野市の「富良野-4」が31.3%上昇し、全国1位となりました。ただし、これは富良野市全域の平均ではありません。市区町村の平均、住宅地の個別地点、商業地を混ぜて並べると、土地の価格動向を誤って捉えてしまいます。
この記事では、国土交通省の2025年地価公示から住宅地の標準地別TOP10を掲載し、地域の平均との違い、原表の確かめ方、購入・売却・活用の判断へつなげる手順を解説します。対象は2025年1月1日時点です。2026年の地価公示も公表されているため、実際の取引では新しい公示・取引事例も確認してください。
地価上昇率ランキング2025|住宅地の標準地TOP10
下表は、国土交通省「住宅地の変動率上位順位表(全国)」の上位10地点です。変動率は、同じ標準地の2024年の公示価格に対する2025年の増減を示しています。土地の販売広告価格や、自治体全体の平均上昇率ではありません。
表は横にスクロールできます。
| 順位 | 都道府県・市区町村 | 標準地番号 | 2025年価格(円/㎡) | 対前年変動率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 北海道富良野市 | 富良野-4 | 65,000 | +31.3% |
| 2 | 長野県北安曇郡白馬村 | 白馬-1 | 20,600 | +29.6% |
| 3 | 沖縄県宮古島市 | 宮古島-6 | 13,300 | +23.1% |
| 4 | 北海道千歳市 | 千歳-19 | 94,000 | +22.9% |
| 5 | 熊本県合志市 | 合志-6 | 35,300 | +21.7% |
| 6 | 長野県下高井郡野沢温泉村 | 野沢温泉-1 | 27,800 | +20.9% |
| 7 | 沖縄県石垣市 | 石垣-3 | 68,800 | +20.3% |
| 8 | 沖縄県石垣市 | 石垣-2 | 69,900 | +19.3% |
| 9 | 福岡県福岡市東区 | 福岡東-42 | 365,000 | +19.3% |
| 10 | 東京都目黒区 | 目黒-8 | 2,080,000 | +18.9% |
価格・順位・変動率は原表の表示に従っています。表示上の変動率が同じでも順位が異なる場合があるのは、小数点第2位以下の四捨五入によるものです。標準地番号は地点を照合するために残しました。同じ市内に複数地点が載っていても、それらを市全体の順位として数えることはできません。
上昇率と価格の高さは別の順位
富良野-4の上昇率は目黒-8より高い一方、1㎡当たりの価格は目黒-8が高くなっています。高い上昇率は「元の価格からの増加割合」を示し、購入金額の安さや将来の利益の大きさを示すわけではありません。
同じ面積を想定して金額を比べても、公示された標準地と購入候補の土地では、道路、形状、用途地域などの条件が違います。表の価格に候補地の面積を掛けた値は、売買価格の確定額としては使えません。比較の入口として地価水準を知り、具体的な物件は個別の査定や取引事例で確かめます。
TOP10にない街も上昇している場合がある
この表は全国の住宅地標準地のうち、変動率が上位の10地点を抜き出したものです。表に載らない市区町村が下落している、住む場所として劣る、という意味にはなりません。市内の一部で高い上昇が見られても、駅から離れた住宅地や異なる用途の土地で同じ動きが起きているとは限りません。
居住地を探す場合は、順位に載った自治体へ候補を限定するより、通勤・通学の範囲を先に決め、その範囲の複数地点を見る方が実生活に合った比較になります。住宅購入では地価の伸びと、毎日の暮らしに必要な費用を分けて検討してください。
標準地・市区町村平均・用途を分けて読む
標準地の変動率は同じ地点の前年比
標準地とは、地価公示のために選ばれた土地です。公示価格は土地についての価格であり、そこに建つ住宅の建築費を含む新築戸建ての総額ではありません。建物付き不動産の取引価格と同じ単位で扱わないようにします。
変動率を自分で確かめる場合は、「当年の価格÷前年の価格−1」に100を掛けます。たとえば仮に前年10万円/㎡、当年11万円/㎡なら10%上昇です。原表の当年価格と前年価格を取り違えず、前年の変動率が別の行に記載されていることにも注意してください。
標準地が継続しているかも確認します。調査地点の変更があると、似た住所の価格を並べただけでは同じ土地の推移にならない場合があります。複数年を追うときは標準地番号、住所、土地の条件を照合し、公式資料の番号変更地点一覧なども参照します。
市区町村平均は個々の変動率の単純平均
令和7年地価公示の説明では、区域内の標準地ごとの変動率を単純平均して、区域の平均変動率を算出するとしています。平均価格を前年の平均価格で割った値とは、必ずしも一致しません。
たとえば、二つの継続地点の変動率が0%と10%なら、変動率の単純平均は5%です。片方の地価が高くても、その地点の価格に比例して重みを大きくする計算ではありません。このため、平均値だけで区域内の土地の総価値が何%増えたかを判断することもできません。
また、市全体とその行政区を一つのランキングへ同時に入れると、対象が重複します。県、市、区、個別地点のどれを比較するかをそろえる必要があります。本記事のTOP10は標準地単位であり、市区町村平均のランキングに読み替えないでください。
住宅地と商業地は需要の種類が異なる
住宅地、商業地、工業地には、それぞれ異なる需要があります。駅前の店舗やホテルへの需要が高まったとき、商業地で大きな上昇があっても、離れた戸建て住宅地へ同じ割合で広がるとは限りません。工場周辺でも、工業用地と従業員が住む住宅地では土地の条件が違います。
| 比べたいこと | 最初に見る資料 | 混同しない情報 |
|---|---|---|
| 自宅用の土地の動き | 近隣の住宅地標準地、似た土地の取引事例 | 駅前商業地の上昇率 |
| 市区町村の全体傾向 | 同じ用途の市区町村平均変動率 | その市の最高上昇地点 |
| 店舗や賃貸事業の候補地 | 対象用途の地価と実際の賃料・空室状況 | 住宅地の順位だけによる収益予想 |
| 数年の変化 | 継続地点の同じ年次系列 | 地価公示と別の調査の異なる時点 |
全用途の平均は地域全体の動きを把握する材料になりますが、自宅用の土地を探すときは住宅地へ絞った資料も併せて確認します。購入目的に合った用途を選ぶことが、ランキングを見る最初の条件です。
上昇の背景を調べるときの確認先
地価の上昇要因は、観光需要、工場進出、都市部の住宅需要、再開発など一つとは限りません。国土交通省の2025年資料には、地域別の概況、特徴的な地点、地価公示価格形成要因等の概要が掲載されています。まずその地点や地域についての記載を読み、報道の見出しだけで原因を決めつけないようにします。
観光地では居住需要と宿泊需要を分ける
観光需要のある地域では、自宅を建てたい人と宿泊施設等の事業をしたい人で、求める土地が異なります。眺望、繁華街への距離、車でのアクセスなどの価値も用途によって変わります。観光客数が増えているという事実だけで、自宅候補の土地も同じように値上がりすると推測するのは早計です。
調べる際は、自治体の観光統計の対象が宿泊客数なのか、日帰り客を含む入込客数なのかを確認します。年間合計だけではなく、繁忙期と閑散期の差も、賃貸・宿泊事業を検討する人にとっては重要な条件です。自宅購入なら、買物、通院、冬季の移動など暮らしの面も別に調べてください。
工場や再開発では計画段階を確認する
企業の進出発表、工事の着手、稼働、雇用の発生は、それぞれ異なる段階です。報道された計画があることと、入居者や購買需要が実際に増えていることを区別します。企業や自治体の公式発表で、所在地、実施主体、予定時期、計画変更の有無を確認してください。
不動産会社から開発を理由に価格上昇の説明を受けたら、「その計画がこの土地の需要にどう関係するのか」「根拠にした成約事例はいつ、どの範囲か」と尋ねます。予定時期だけを根拠に将来の売却価格を決めず、計画が遅れた場合でも資金計画が成立するかを考える必要があります。
人口推計と過去の地価を一つの保証にしない
将来人口の推計は、一定の仮定のもとで地域の人口動向を見通す資料です。市全体の人口が増える見通しでも、特定の土地が希望額で売れることを保証するものではありません。世帯構成や住宅供給、駅や生活施設への距離なども、その土地への需要に関わります。
当サイトの人口増加が続く市区町村の比較や住みやすさ全国ランキングは候補を考える材料ですが、独自スコアと地価上昇率を足し合わせて「長期保有なら安心」と判定することはできません。指標の対象年と集計範囲を分けて読みます。
気になる土地を公的資料で調べる手順
1. 住所と用途をそろえて複数の標準地を探す
不動産情報ライブラリで候補地周辺の地価公示情報を確認します。一番近い地点を一つ選ぶだけでなく、道路幅、駅への距離、用途地域など、条件が近い地点を複数探してください。同じ町名であっても幹線道路沿いと住宅街の中では使い方が異なります。
標準地の住所、調査年、用途、価格、面積、道路や駅との関係をメモします。見つかった標準地が条件に合わない場合は、無理に価格を当てはめず、何が違うかを不動産会社に示して説明を求めましょう。価格差があること自体より、価格差の説明が具体的であるかを確かめます。
2. 取引価格は売出価格と分ける
不動産情報ライブラリで取引情報を参照するときは、土地のみ、土地と建物、マンションなどの区分を確認します。土地と建物の取引額を敷地面積で割っても、更地の単価にはなりません。また、取引時期、土地の大きさ、形状、駅距離などが異なる事例は、そのまま候補地の相場として採用できません。
売出価格は売主が提示する価格であり、成約した価格とは別です。周辺の売出物件が高い場合も、実際に成約しているか、長期間販売中かで読み方が変わります。仲介会社へは、比較事例の条件と成約時期を、説明できる範囲で示してもらってください。
3. 災害情報と建築条件を重ねる
価格が上がっている場所にも災害リスクや建築上の制約はあります。国土地理院のハザードマップポータルサイトから災害種別ごとの情報を確認し、自治体の地図で候補地と避難経路を見ます。色が付いていない場所でも、全ての災害リスクがないことを意味するわけではありません。
建物を建てる場合は、道路との関係、用途地域、高低差、擁壁、給排水、地盤調査なども設計者へ確認します。購入価格が抑えられても、希望の家を建てるための工事が多ければ、総予算は増えます。土地代と建築費を一緒に試算する手順は、土地選びの失敗を避けるチェック項目で整理しています。
4. 確認済みと未確認を分けて相談する
地図や表を見ただけでは、私道の権利、境界、配管、擁壁の状態まで確認できません。価格の比較表とは別に、購入や活用に影響する未確認事項を残します。口頭で「問題ない」と説明された場合も、判断の根拠となる図面や行政回答を確認してください。
| 相談前に用意するもの | 相談先へ聞くこと | 回答で確かめる点 |
|---|---|---|
| 候補地の住所・地番・敷地図 | 比較対象として使った事例はどこか | 同じ用途・時期・条件に近いか |
| 近隣の標準地と過去の価格 | 地点と候補地の違いをどう見たか | 道路・面積・形状等の説明があるか |
| 希望用途と総予算 | 必要な工事と見込費用は何か | 土地価格のほかに何が残っているか |
| 未確認事項の一覧 | 誰がいつまでに確認するか | 未確認をゼロ円・問題なしと扱っていないか |
買う・売る・活用する人で判断を変える
自宅用の購入は上昇予測より総予算を先に置く
自宅の土地を買う場合、短期の上昇率だけで購入を急ぐと、建物の予算や暮らしの条件が後回しになりがちです。土地代、建築費、造成・外構等、諸費用、入居準備費を分けた総予算を作り、候補地ごとの違いを整理します。
たとえば、土地Aが土地Bより安くても、擁壁の工事や配管の引込みが必要なら、差が縮まる可能性があります。反対に高い土地でも、必要な工事が少なく、通勤費などを抑えられる場合があります。金額を確かめる前に一方が得だと決めず、同じ家の条件を置いて見積もることが必要です。
将来の売却を考える場合も、想定どおり上昇しなくても住み続けられるかを確認してください。家族構成の変化、通勤先の変更、車の必要台数など、自分たちの生活条件を地価とは別の欄に置くと、投資期待だけに判断が偏りにくくなります。
売却は査定価格と手取りを分ける
地価が上がったというニュースを見ても、所有地の査定額が同じ割合で上がるとは限りません。複数の不動産会社に、価格の根拠、売却期間の想定、対象となる買主、必要な事前準備を尋ねてください。高い査定額が必ずその価格での成約を意味するわけではありません。
比較する際は、提示価格だけでなく、測量、解体、残置物の処理など、売主側で予定する費用を分けます。税金は取得費や保有状況等で変わるため、個別条件を税務の専門家に確認します。手元に残る金額と必要な期間が分かると、急いで売るか、条件を整えてから売るかを考えやすくなります。
活用は地価の上昇と賃貸収支を切り離す
土地が高く評価されていても、賃貸住宅や駐車場の事業が成立するとは限りません。収入の前提は地価上昇率ではなく、その用途の賃料、稼働率、利用者の需要です。建築・整備費、管理費、修繕費なども含め、事業としての収支を別に作ります。
提案を受ける場合は、満室の計算だけでなく、賃料が想定を下回る場合や空室が続く場合も試算してもらいます。契約方式によって負担や条件が違うため、賃料見直し、中途解約、修繕費の分担などを契約書で確認してください。土地の価格が上がることを、収支不足を埋める前提にしないようにします。
保有を続ける場合も費用と管理方法を決める
売却や建築を急がず保有する場合も、管理の手間や継続費用は残ります。現地の見回り、草木、境界周辺、税金等について、誰が管理し、どの費用を見込むかを確認します。遠方の土地なら管理を依頼する方法や連絡先も整理してください。
家族が将来利用する予定があるか、当面使う予定がないかによって、短期の貸出や売却の検討方法は変わります。地価のピークを当てることだけを目標にせず、用途、期間、必要資金に合った選択肢を並べることが、所有者にとって実行しやすい判断につながります。
前年比の数字から見落としやすい点
上昇率が下がっても価格が下がったとは限らない
前年より上昇率が小さくなったことと、価格そのものが下落したことは異なります。たとえば、ある仮の地点で上昇率が10%から5%へ変わったなら、上昇の幅は縮小していますが、当年の価格は前年より高い状態です。「上昇鈍化」という説明を「値下がり」と読み替えないようにしてください。
また、10%と5%の差は5ポイントです。「5%下がった」と書くと、価格の下落率なのか、上昇率の相対的な変化なのかが曖昧になります。数値の意味を整理するときは、価格、対前年変動率、変動率の前年差を別々の欄に置くと混同を防げます。
数年の変動率を単純に足さない
複数年の変動率は、それぞれ直前の年の価格を基準にしています。仮に100から110へ10%上昇し、翌年さらに10%上昇したなら121になります。2年間では21%上昇であり、年ごとの10%を足して20%とする計算とは異なります。この例は計算の説明で、特定地域の予想ではありません。
長期の動きを知りたい場合は、比較したい最初の年と最後の年の価格を同じ地点で確認します。途中で標準地が変更された、用途や道路条件が変わったなどの場合は、その理由も読みます。上昇率が高い年だけを選ぶと、前後の下落や停滞を見落とすことがあるためです。
複数の公的価格は時点と目的をそろえる
地価公示は1月1日時点の標準地、都道府県地価調査は7月1日時点の基準地を対象とする調査です。近い場所の数字でも、時点と地点が異なれば、その差をそのまま半年間の値上がりとみなすことはできません。両方を参照する場合は、共通地点かどうかも含めて資料の条件を確認します。
税の計算に使う評価額も目的が異なります。公示価格、取引価格、相続税路線価、固定資産税の評価額を一つの表に記録するなら、資料名と基準日、何に使う数値かを併記してください。数値が違うことだけで誤りとは判断せず、目的に合う資料を選びます。
候補地を比較するメモの作り方
ランキングを見て気になる地域ができたら、土地を同じ条件で比較するメモを作ります。比較対象は似た面積・用途の土地とし、分からない欄は「未確認」と書きます。調査前の段階で点数を付けて順位を決めるより、判断に必要な質問を残すことを優先してください。
| 比較欄 | 候補Aで記録する内容 | 候補Bで記録する内容 |
|---|---|---|
| 公的な価格資料 | 近い条件の標準地番号・調査年 | 同じ用途・同じ年の標準地番号 |
| 購入条件 | 売出価格、敷地面積、権利・境界の資料 | 同じ費用範囲で記録 |
| 建築条件 | 希望の家が収まるか、必要工事 | 同じ間取り要望による配置案 |
| 生活条件 | 通勤、送迎、買物の経路 | 同じ曜日・時間帯で確認 |
| 不明点 | 調査担当、回答予定日 | 調査担当、回答予定日 |
たとえば候補Aが駅に近く地価も高い一方、候補Bは離れていて敷地が広いとします。単にAを「資産性が高い」、Bを「割安」と決めず、Aでは希望の駐車台数や部屋数が収まるか、Bでは移動手段と維持費がどう変わるかを調べます。価格差が暮らしに何をもたらすかを具体化するためです。
比較結果は家族で共有し、条件の優先順位が一致しているかを確認します。購入時の安さ、将来売却する可能性、毎日の移動負担をすべて同じ点数にまとめると、家族が重視する違いを見落とすことがあります。まず「満たす必要がある条件」と「調整できる条件」を分けると、相談先にも要望を伝えやすくなります。
相談後には、説明を受けて変わった欄と未確認の欄を更新します。地価上昇の理由を聞けても、境界や接道などの確認が終わったことにはなりません。購入・売却・活用のそれぞれの手続きに必要な確認を残し、ランキングは地域を知るための資料として使ってください。
よくある質問
地価上昇率ランキング1位の街なら今から買っても有利ですか?
上昇率は過去1年間の公示価格の変化です。将来の価格や売却のしやすさを保証する情報ではありません。この記事の1位も特定の標準地の順位であり、市内すべての土地に同じ上昇率が当てはまるわけではありません。目的に合う立地と予算を確認してください。
2025年のランキングを現在の取引に使えますか?
過去の動向を読む資料として使えますが、それだけで現在の相場は判断できません。2026年地価公示の公表も確認し、同じ用途・地点の新しい情報と、直近の取引事例を見比べます。異なる年の数字を同じ年の順位として混ぜないことが大切です。
自治体の平均が上昇していれば所有地も値上がりしていますか?
必ずしもそうではありません。自治体平均は区域内の標準地の平均であり、個別の土地の査定ではありません。接道、形状、面積、権利関係、用途などを踏まえて査定する必要があります。平均値と個別査定の差について説明を受けてください。
公示地価と相続税路線価は同じものですか?
目的も評価方法も異なります。地価公示は土地取引の指標などに使う公的な価格で、相続税路線価は相続税・贈与税の財産評価に使う資料です。路線価を一定倍率で換算しただけで、個別の土地の売買価格が決まるわけではありません。税務評価と売却査定は分けて確認します。
地価が上昇した割合だけ固定資産税も増えますか?
公示地価の上昇率がそのまま税額に掛かるわけではありません。固定資産税の評価額・課税標準額・適用される特例等を区別して見る必要があります。所有地の負担を知りたい場合は、納税通知書と課税明細を確認し、市区町村の担当窓口へ個別の状況を尋ねてください。
土地活用と売却の相談では何を比較すればよいですか?
売却なら費用を引いた手取りと必要な期間、活用なら初期費用と継続収支・管理負担を比較します。どちらも前提条件をそろえ、楽観的なケースだけで判断しないことが必要です。土地の形状、利用制限、周辺需要、所有者が必要とする資金によって選択は変わります。